STEP5 生活防衛資金の確保
- 生活防衛資金の目安は6〜12ヶ月分の生活費
- 生活防衛資金は保険料の削減や投資の継続に役立つ
皆さんは生活防衛資金という考え方を知っていますか?
人生計画(ライフプラン)、資金計画(ファイナンシャルプラン)にとって重要な考え方です。
生活防衛資金を把握することは、支出のコントロールにつながります。
また、投資を始める前にも、投資を継続する上でも、生活防衛資金の確保は重要です。
生活防衛資金は急な支出に備える資金のことです。
学費などの支出することが決まっている資金とは別に用意する必要があります。
やはり節約は重要になってきますね。
生活防衛資金の具体的な金額は半年(6ヶ月)から1年(12ヶ月)分の生活費が目安となります。
そのため、まず、1ヶ月分の生活費を見える化しましょう。
6〜12ヶ月分の生活費を貯蓄するまでに時間がかかるかもしれませんが、生活費を減らすことにより生活防衛資金を減らすことができます。
どのような生活を送るかで生活防衛資金に必要な金額が変わってくるので、節約を意識しましょう。
また、生活防衛資金を十分に貯蓄しておくと、不要な保険は解約できるため、保険料の削減にもつながります。
現在保有している資金から、支出することが決まっている資金と生活防衛資金を除くと、余剰資金が残ります。
この余剰資金が投資可能な金額となります。
また、投資している資産の価値は上がったり下がったりを繰り返しますが、価値が下がったタイミングでの意図しない売却を防ぐことにも生活防衛資金が役立ちます。
生活防衛資金を用意していない状態で急な支出に対処できなかった場合、投資している資産を売りたくないタイミングでも(価値が大きく下がっているタイミングだとしても)売ることになります。
お金が余っていると全額投資したいと思うかもしれませんが、投資を継続するためにも生活防衛資金の確保は大切です。
特に私がおすすめしている長期投資では複利の効果を使うため、投資の継続が重要となります。
皆さんも生活防衛資金の確保をぜひ意識してみてください。
収支を改善しながら、生活防衛資金の確保ができたら、いよいよ貯蓄から投資への変換が始まります。
- 生活防衛資金の目安は6〜12ヶ月分の生活費
- 生活防衛資金は保険料の削減や投資の継続に役立つ