資産形成
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貸借対照表の読み方

てと
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要約
  • 貸借対照表は、会社のある時点での財産の状態を表す、いわば会社の「健康診断書」のようなもの
  • 貸借対照表の左側(借方)の資産は「この会社は何を持っているのか」、右側(貸方)の負債と純資産は「この会社のお金の出どころはどこか」がわかり、左右の合計金額は必ず一致する(資産=負債+純資産)
  • 貸借対照表を読むことで、会社の規模、短期的な支払い能力(流動性)、長期的な安全性(安定性)がわかる
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はじめに

企業の財務状況を示す重要な書類の一つ、それが「貸借対照表」です。

「なんだか難しそう、、、」と感じる方もいるかもしれません。

でも大丈夫です。

貸借対照表は、会社のある時点での財産の状態を表す、いわば会社の「健康診断書」のようなものです。

今回は、貸借対照表の基本的な見方から、そこから何が読み取れるのかまでをお話しします。

これを読めば、あなたも貸借対照表から会社の状態をイメージできるようになると思います。

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貸借対照表の基本構造

まず、貸借対照表は大きく分けて左側(借方)と右側(貸方)に分かれています。

02 貸借対照表の基本構造

左側(借方):資産

「この会社は何を持っているのか」がわかります。

  • 資産

会社が持っている財産です。

現金、預金、建物、機械、売掛金などが含まれます。

02 貸借対照表の基本構造

右側(貸方):負債と純資産

「この会社のお金の出どころはどこか」がわかります。

  • 負債

返済義務のあるお金です。

借入金、買掛金などが含まれます。

  • 純資産

株主からの出資金や、これまでの利益の蓄積など、返済義務のないお金です。

「資本」とも呼ばれます。

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貸借対照表の各項目の意味

もう少し具体的に、主要な項目の意味を見ていきましょう。

03 貸借対照表の各項目の意味

資産の部(左側)

  • 現金・預金

そのまま使えるお金です。

  • 売掛金

商品やサービスを提供したものの、まだ受け取っていないお金です。

  • 棚卸資産

販売するために持っている商品や製品です。

  • 建物・機械

事業活動に使う有形の固定資産です。

  • 投資有価証券

投資目的で保有している株式や債券です。

03 貸借対照表の各項目の意味

負債の部(右側の上側)

  • 買掛金

仕入れた商品やサービスに対して、まだ支払っていないお金です。

  • 短期借入金

1年以内に返済する必要のある借入金です。

  • 長期借入金

1年を超えて返済する借入金です。

03 貸借対照表の各項目の意味

純資産の部(右側の下側)

  • 資本金

株主が出資したお金です。

  • 利益剰余金

過去の利益が積み上がったものです。

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貸借対照表から何が読み取れるのか

貸借対照表を読むことで、以下のようなことがわかります。

  • 会社の規模

資産の合計額を見ることで、会社の規模感を把握できます。

  • 短期的な支払い能力(流動性)

流動資産(1年以内に現金化しやすい資産)と流動負債(1年以内に支払う必要のある負債)を比較することで、短期的な支払い能力を判断できます。

  • 長期的な安全性(安定性)

自己資本比率(純資産が総資産に占める割合)を見ることで、長期的な安全性を判断できます。

一般的に自己資本比率が高いほど、財務基盤が安定していると言えます。

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おわりに

貸借対照表は、会社の財政状態を把握するための重要なツールです。

最初は難しく感じるかもしれませんが、基本的な構造と各項目の意味を理解すれば、会社の「健康状態」を読み解くことができるようになります。

ぜひ、気になる会社の貸借対照表を見て、今回学んだことを活かしてみてください。

まとめ
  • 貸借対照表は、会社のある時点での財産の状態を表す、いわば会社の「健康診断書」のようなもの
  • 貸借対照表の左側(借方)の資産は「この会社は何を持っているのか」、右側(貸方)の負債と純資産は「この会社のお金の出どころはどこか」がわかり、左右の合計金額は必ず一致する(資産=負債+純資産)
  • 貸借対照表を読むことで、会社の規模、短期的な支払い能力(流動性)、長期的な安全性(安定性)がわかる

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ABOUT ME
てと
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投資家 / ファイナンシャル・プランナー
お金のない人生からここまで歩んできた中で、他人に対して何を与えることができるかと考えた時に、お金の話ならできると思い、このブログを書くことにしました。私が得たノウハウを残すことにも役立っています。節約と投資は経済的自由にとても相性がいいです。お金に関する考え方を身につけたい!そんな皆様の参考になれば幸いです。
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